古来より勾玉は 災厄を祓い好転に導く守護符で、
縁結びのお守りでもあります。
勾玉の歴史ですが 、
日本では縄文時代から作られ始め、
出雲では弥生時代から作られ始めたといわれています。
「この形に意味があるの?」という質問に
胎児の形説のみお話ししましたので
ここで他の説もご紹介しますね。
勾玉の形の由来には、
いろいろな説がありますが、
よく分かっていません。
次の4つの説が、有力です。
①太陽と月の形説
古代の人は太陽を勾玉上部の丸いほうに真似、
勾玉下部のとがった方を三日月に真似て
宇宙の壮大な力を分けてもらおうと思ってこのような形になったという説。
②巴「水が沸い て渦が回る形を組み合わせ」の文様説
陽(ひかり)と陰(かげ)、
この二つは絶対に切り離せないという陰陽思想にもとづいて作られた。
韓国の国旗でもおなじみな巴の文様が神秘的だから
それを勾玉の形に用いたから今のような形になったという説。
③腎臓の形説
腎臓を体内から取出し乾燥させると色が緑色になり形も、
くの字になるからそれをあらわしたものが今の形になったという説。
④胎児の形説
胎児の頭が大きく足のほうが小さい胎児の形にもして
今の形になったという説 。
・・・ どれが正しいのかは、分かっていません。確かに不思議な形ですよね。^^